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不登校になるいちばん多い理由ってなあに?


こんにちは!


最近、「学校に行きたくない」「学校がつらい」と感じる児童生徒が増えてきているのを ご存知ですか?


文部科学省の調べでも、不登校の生徒児童の数は年々増えているそうです。


では、どうして学校に行けなくなると思いますか?



そのいちばん多い理由について、わかりやすく説明していこうと思います。



学校に行けずにひざを抱えて悲しい表情の児童

不登校ってどういうこと?


まず「不登校(ふとうこう)」とは、風邪などの病気や特別な理由がないのに、学校に30日以上行けていない状態のことをいいます。


「さぼっている」と思われがちですが、そうではありません。


多くの児童生徒達は、つらい気持ちや大きなストレスをかかえていて、どうしても行けないのです。



一番多い理由は


「友だちとのトラブル」


いろいろな理由がありますが、いちばん多いのは、やはり学校での人間関係(特に友だちとのこと)です。

子供達にとって家庭にいる時間よりも学校にいる時間が多いので学校での人間関係が

生活の大半を占めています



たとえば…

  • 友だちに悪口を言われた

  • 仲間外れにされた

  • グループに入れない

  • SNS(LINEやInstagramなど)で嫌なことを言われた



…こんな経験をしたことがある人もいるかもしれません。



とくに学年が上がってくると、人とのつながりや「友だちにどう思われているか」がとても気になりますよね?

これは自我が目覚めてくる成長過程ですので、相手の言動がものすごくストレートに

受けてしまいがちです。



だから、ちょっとした言葉や態度でも、とても深く傷ついてしまうことがあるのです。




いじめがあると、もっとつらくなる



また、いじめも、不登校の大きな原因のひとつです。

以前いじめが原因の不登校になってしまった映画を題材にして記事を書いていますので

ご興味がある方は こちら


映画かがみの狐城のイラスト


からかわれたり、無視されたり、悪口を言われたりすると、


「もう学校に行きたくない」と思うのは、あたりまえですよね



しかも、最近ではSNSでもいじめが起きています。


表では普通にしていても、SNSの中で悪口を言われたり、写真を勝手にアップされたりすることもあります。


こういうことが続くと、学校が「こわい場所」になってしまい、

朝になるとおなかが痛くなったり、頭が痛くなったりすることもあります。

仮病ではないんです。


そしていじめがエスカレートすると、相手を死に至らしめるなど最悪な事態を招きますので

周りの大人達が積極的に児童生徒に寄り添い、話を聞いたりすることがとても重要です。




先生や家の人との関係も大事



人間関係は友だちだけではありません。

先生との関係がうまくいかなくて、学校に行きたくなくなることもあります。



たとえば:

  • 先生にきびしく怒られてばかり

  • 話を聞いてくれない

  • えこひいきされている気がする


…こういったことで「自分は大切にされていない」と感じてしまうと、

他の児童に対する先生の態度を過剰に自分と比較してしまうんですね、、、。

やはり学校がつらくなってしまいます。


また、家で安心して話せる場所がないと、気持ちがどんどんつらくなってしまうこともあります。


家の人が話を聞いてくれなかったり、


「どうして学校に行かないの?」


と責められたりすると、自分の気持ちを言えなくなってしまいます。

家族の方は、自分の子供が


最近無口になったな、

あまり学校のことを話さなくなったな、

部屋に閉じこもることが多くなったな、、、


などSOSを出していることにいち早く気づいてあげられるといいですね



自分でも理由がわからないことがある



不登校になってしまった児童生徒の中には、


「どうして行けないの?」


と聞かれても、「よくわからない」と答える人もいます。



これは、けっしてウソをついているのではありません。



心の中でいろんなことがごちゃごちゃになっていて、

うまく言葉にできないだけなのです。


まだまだ一人前ではなく成長の過程ですから、こう言った気持ちの整理や

自分自身を見つめることなどもうまくできないんです。

それはその子だけではなく、成長の過程であってみんな同じなんですね。



だから、「ちゃんと説明しなさい」と言われるよりも、


「そうなんだ。つらかったね」


と気持ちをわかってくれる人がいることのほうが、何倍も心が楽になります。

つい、話を聞くよりも前に自分の想像で話してしまったり

なかなか話さないことにイライラしてしまうこともあるかもしれませんが

まずは、子供の気持ちに寄り添うことから初めてみるといいかもれません。



不登校は「ダメなこと」じゃない



学校に行けなくなると、「自分はダメなんだ」と思ってしまう生徒児童もいます。


でも、それは間違いです。


不登校は、


心や体が「もう我慢できないよ」と知らせてくれているサインなのです。


まずは、ちゃんと体も心も休めて、自分の気持ちを第一にしてみてください


また学校だけが全てではないこと

家でゆっくり過ごしたり、フリースクールやオンラインで勉強したり、いろんな道があることを子供達に教えてあげてくださいね



おわりに



不登校の理由は人それぞれですが、いちばん多いのは


「人間関係のつらさ」です。


だけど、それはけっして「弱いから」ではありません。


誰でも、つらいことが続けば、行けなくなることはあります。

大切なのは、自分をせめないこと。


そして、つらい気持ちを少しでも話せる人に話してみましょう


あなたは一人じゃありません。


ゆっくりでいいので、自分のペースで前に進んでいけるはずです^^



#キートスアイアール

#不登校支援

#人間関係

#いじめ問題


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