金曜ロードショーはごらんになりますか?
以前放送されたものなんですが、原作は、直木賞作家の辻村深月さんの小説で、2018年本屋大賞など9冠に輝いた大ベストセラー作品 「かがみの孤城」
ご存知の方も多いと思います。
*画像はネットよりお借りしています
特に観るつもりはなかったんですが、金曜ロードショーは毎週我が家ではビデオ録画を設定しているので録画されていたんです。
それを娘が観始めたのを一緒に見ていて引き込まれました。
みてすぐに気づいたのが、「不登校」の中学生の話と言うこと。
娘:「不登校の子ってこんな感じなんだね」「辛いね・・・」
娘の中学でも学校に来ることができないお友達がいたし
2つ上の息子の時も学校に来ることができないお友達がいました。
ふとそんなお友達のことが映画を見ていて頭をよぎったんです。
きっと娘も学校に来れていないお友達を思い出していたのだと思います。
どんなに不登校になってしまったお子さんは不安を抱えて毎日を過ごしたんだろう。
どんなに親御さんは心配しただろう。
そう考えたら涙が自然と流れていました。
不登校になってしまう原因には本当に色々ありますが
映画の中での原因の主な理由は「いじめ」。
でもその「いじめ」もきっかけは人それぞれ。
この映画では、そんな「いじめ」のために学校に行けなくなってしまった
子供たちが、同じ境遇の子たちと、次第に仲良くなり、居場所を見つけ
自分の今の状況をなんとか変えようともがき、葛藤し、成長していく物語
学校に行くことだけが全てじゃない
ってことも伝えたかったのかな・・・ふと思いました。
子供たちの”居場所”が学校じゃなくても、ちゃんと進むことができる
ということもこの映画で感じたことです。
でもなんで学校に行けなくなってしまった側がこんなにも辛い思いをしなくちゃ
いけないのか?
特に「いじめ」が原因の場合は、いじめる側はどう感じているんだろう。。。
なぜ周りの大人は寄り添えないんだろう。
みんなと同じにできない生徒を「面倒くさい」で片付けていないだろうか?
そして「誰かに頼ること」は子供から行動にうつすことは難しいんだなって思いました。
映画の主人公も、最初は母親に学校に行けない「理由」を話すことができなかったんです。
自分の親なんだから言えるでしょう?って思ってしまう。
でもそれは、親目線の考えであって、子供の目線じゃないんですよね。
だから大人がちゃんと、子供のSOSに気づいて
話を聞いてあげて、頼っていいんだよという姿を見せる。
寄り添いながら一緒に進むべき道へ伴走してあげる。
でも言葉でこう書くのは簡単だけど、それを実践にうつす難しさが絶対あるんですよね。
原作を読んでいないのですが、現代社会の問題をテーマにした
奥の深いストーリーで子供たちの気持ちの変化や成長ぶりに涙があふれる素敵な作品でした。
学校に行けずに「不登校」で苦しむ子供たちが少しでも減るような取り組みを社会で
しなくちゃいけないと思いました。
参考に令和5年10月4日にこども家庭庁から公表された
#不登校
#キートスアイアール
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