先日家で、テレビを観ていたら、ヘラルボニーが主催する国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2024」のグランプリを、浅野春香《ヒョウカ》さんが受賞した。
というのをやっていたんです。
ヘラルボニーという会社をご存じですか?
私はそれまでヘラルボニーという会社のことは全く知らなかったんですが、
仕事柄、その会社が知的障害のある作家たちのアートを管理しビジネス展開している会社ということにとても興味がわいたです。
気になる方は ヘラルボニーのHPを載せておきますのでチェックしてみてくださいね。
ヘラルボニー HPはこちら
ちょうど開催期間中でもあったので早速展覧会へ行ってみました。
グランプリをとった作品がどんなものなのか?
障がいのある方はどんなイメージや感覚をもっているのか?
会場につくと、一番最初に目に飛び込むのはやはり
グランプリをとった作品
とにかくびっくりしました。
あまりにも緻密で、繊細で、そのデザインに圧倒されたんです。
人ができる作業なの?と本当に驚きでした。
米袋に描かれたこの作品はサイズも大きく一体どれくらいの歳月をかけて仕上げたのか
気になり、聞いてみたんです。
7カ月だそうです。
7カ月の時間を要してこれほどのサイズの作品をただただ淡々と
仕上げるのは並大抵のことじゃないですよね。
さすがグランプリ作品だなぁ~と
写真を撮ってもいいとのことだったので、作品の一部を撮影しました。
見ればみるほどすごい細かさですよね。。。
本当に素晴らしい作品でした。
世界中から1,973作品が応募され、その頂点ということに納得の作品だと思いませんか?
もちろん他にも素晴らしい作品は沢山ありました
こちらは段ボールに描かれた作品(撮影している自分がガラス越しなので映ってますが・・・)
こんな風に、アートが身近なものにさらっと描けるのも
健常者にはわからない、障害のある方の何か特別な才能?というか考えなのかも
しれませんね。
きっと、描きたいものをただ描いてるというものなのかもしれません。
会場には沢山のアート作品が飾られていました。
ヘラルボニーという会社がアートとして作品として世に出しているのは
とても素晴らしい活動だと会場の作品を見ながら思いました。
障がいのある方は、もちろん活躍している方も多くいますが、
作業所などで、コツコツを作業をする方の方が多いのも事実です。
そういった作業に払われる対価は本当に少なく、
仕方ないのもしれませんが、
それだけでは生活していけないという実状があります。
アートとして世に出していただき、きちんとした対価を支払い
障がいのある方でも自分で生活できるようにしているヘラルボニーの
活動がもっともっと大きくなれば、将来の不安も少し解決できることも
あるのかなぁ~と思いました。
皆さんはどう思いますか?
障がいを持つ方やその家族の方が将来に不安が残らない世の中になるといいですよね
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