top of page

反社会性パーソナリティ障害ってなあに?

こんにちは!今日もまた?(笑)韓国の人気ドラマを紹介しながら、聞き馴染みのない障害についてお話ししていきますね


さて、今回の題材は韓国ドラマ「サイコだけど大丈夫」

キム・スヒョンさんのドラマです。


サイコだけど大丈夫のキャスト
画像はネットよりお借りしました

「サイコだけど大丈夫」ってどんなドラマ?

このドラマは、心に傷を負った人たちが出会い、お互いを理解しながら成長していくストーリーです。主人公は、キム・スヒョンさん演じる精神病院で働く看護師のムン・ガンテと、人気童話作家のコ・ムニョン。


コ・ムニョンは「反社会性パーソナリティ障害(はんしゃかいせいパーソナリティしょうがい)」を抱えています。ムン・ガンテの兄であるムン・サンテは「自閉スペクトラム症(じへいスペクトラムしょう)」という障害を持っています。


自閉症については他の記事でもなんどか紹介しているので、ここでは、人気童話作家のコ・ムニョンが抱える「反社会性パーソナリティ障害」についてお話ししたいと思います。


反社会性パーソナリティ障害ってなに?


「反社会性パーソナリティ障害(Antisocial Personality Disorder)」というのは、心の病気の一つです。


略してASPDと言われるそうです。


名前だけ聞くと「社会に逆らってる人」とか「悪い人」みたいに思われるかもしれませんが、そういう意味ではありません。


これは、子どものころから他人の気持ちを考えず、自分勝手にふるまってしまう傾向がある心の状態のことです。


この障害のある人は、次のような特徴を持っていることがあります



■ 反社会性パーソナリティ障害の主な特徴

  • ウソをつくことが多い

  • 人をだましたり、利用しようとする

  • 自分のしたことに責任を取らない

  • 危険なことを平気でする

  • 他人の気持ちに共感しにくい(思いやりが少ない)

  • 怒りっぽく、ケンカや暴力になりやすい

  • ルールや法律を守らないことがある


もちろん、これらの特徴がすべて当てはまるわけではありませんし、一時的な行動と、障害としての特徴はちがいます。


たとえば、たまにウソをついたり、怒ったりするのは誰にでもあります。


でも、それがずっと続き、人間関係や社会生活に大きな問題が出ている場合は、この障害の可能性があるのです。



コ・ムニョンの行動は?

ドラマの中で、コ・ムニョンはとても自由にふるまい、思ったことをズバズバ言います。

時には他人の気持ちを考えず、冷たいように見える行動をすることもあります。


でも、よく見てみると、彼女は本当はとても傷ついている女性です。


子どものころに親から愛情をもらえなかったことが原因で、心の中に大きな傷(トラウマ)を持っています。


そのため、人との関わり方がわからなくなってしまったのです。

つまり、反社会性のように見える行動は、彼女の心を守るための「よろい」だったのかもしれませんね


大事なのは「理解すること」


反社会性パーソナリティ障害の人に接するとき、


「こわい」「悪い人だ」と決めつけるのではなく、


なぜそういう行動をとるのかを考えることが大切です。



  • 過去に深い傷を負っているのかもしれない

  • 愛されなかった経験があるのかもしれない

  • 助けてくれる人がいなかったのかもしれない


コ・ムニョンは、ムン・ガンテやムン・サンテと出会うことで、少しずつ変わっていきます。他人を信じ、心を開き、自分の感情を表現できるようになっていきます。



まとめ

「反社会性パーソナリティ障害」とは、人との関わりが苦手で、自分勝手にふるまってしまう心の病気です。


でも、その裏には過去のつらい経験や心の傷があることも多いのです。


ドラマ「サイコだけど大丈夫」は、そういう人たちにも愛と希望があることを教えてくれる作品です。


もし周りにちょっと変わった人がいても、「なにか理由があるのかも」と考えて、やさしい目で見てあげられたら素敵ですね。


少しでも皆さんが色々な障害について理解し、助け合える社会になるといいなぁと思い

まずは障害について「知ること」から始めてもらえると嬉しいです。

Comments


bottom of page