放課後等デイサービスの「上限管理」ってなあに?
- 本社staff-k
- 4月16日
- 読了時間: 4分
こんにちは!今日は「放課後等デイサービス」の中でも、ちょっと難しそうな
「上限管理(じょうげんかんり)」について、わかりやすく説明しますね

放課後等デイサービスってなに?
まず、「放課後等デイサービス」って何か知っていますか?
これは、発達に特別なサポートが必要な子どもたちが、学校が終わった後や休日に通うことができる施設(ばしょ)のことなんです。
勉強を手伝ってもらったり、お友だちと遊んだり、社会のルールを学んだりできます。
たとえば、
勉強がちょっと苦手で、わからないところをゆっくり教えてほしい
お友だちと遊ぶ練習がしたい
家にずっと一人だとさみしいから、楽しく過ごしたい
こんな子どもたちのためにあるサービスです。
では本題に・・・
「上限管理」ってなんだろう?
今日のテーマ「上限管理」って言葉、ちょっとむずかしいかと思います。
私もこの会社に入らなければ知らなかったし、きっと一生知らなかったかもしれません。
ですが、この福祉業界に入ったのも縁?なので、このブログに来てくださった方に
わかりやすく仕組みをお伝えしますね
まず「上限(じょうげん)」っていうのは「これ以上はダメですよ」という限度のことです
「管理(かんり)」は「きちんと見て、決まり通りにすること」。
つまり、「上限管理」とは、放課後等デイサービスを利用したときに、お金(利用料)を払いすぎないように、決められた上限をちゃんと守るしくみのことなんです。
ですが、施設を利用している全員がこの「上限管理」をしなければいけないわけではないんです。
サービスを使うとお金がかかるの?
まず、放課後等デイサービスを利用すると、お金がかかります。
やはり、発達に課題のある人が通う施設なので、対応するスタッフなどは
障害について少なからず勉強をしているので、ここにくれば発達に課題のある人向けの
特別なサービスが受けられるんです。
なので、お金がかかるのは当然ですね。
ですが、実際にかかるお金のほとんどは「国」や「市区町村」が払ってくれて、利用する家族はその一部だけを払えばいいようになっています。
また家庭環境によっては全ての費用を国や市区町村が払う場合もあるんです。
上限額ってどう決まるの?
上限額は、家族の収入(どれくらいお金をかせいでいるか)によって決めます。
なので、自分で決めることはできないんです。
具体的には、3つのパターンになります
区分 | 世帯の収入 | 月の上限額(1か月に払う最大の金額) |
① | 市町村民税非課税世帯 | 0円(無料) |
② | 年収約890万円以下の世帯 | 4600円 |
③ | 年収約890万円以上の世帯 | 37200円 |
ただし、療育にかかる基本料金のことで、おやつを食べたり、外出したりする場合は
実費だったり、施設が決めた金額を支払ってもらうことになります。
たとえば、①の家庭は、月に何日通ってもお金はかからない(無料)です。
②の家庭なら、月に何回使っても4600円以上は払わなくていい。
③の家庭でも、最大37200円までしか払わなくていいよ、というルールなんです。
これが「上限額」で、これをちゃんと守るしくみが「上限管理」です
だれが上限管理してくれるの?
実際にこの「上限」をどうやって守っているのかというと、「相談支援専門員(そうだんしえんせんもんいん)」や「サービス事業所」が管理してくれます。
たとえば、複数の放課後等デイサービスや、他の福祉サービスを使っている場合、全部あわせての料金が上限をこえないように、計算したり連絡を取り合ったりしてくれるんです。
安心して、特別な療育を受けるシステムになっているんです。
あなたに知っておいてほしいこと
もしかしたら、自分のお友だちが放課後等デイサービスを利用しているかもしれません。
障害のある人は、その障害の種類によっては、一見して健常者と区別がつかない場合もあります。
「ちょっと変わったる人」という見られ方をしているかもしれませんね。
障害は人それぞれ、その特性も異なれば、その度合いも異なり、軽い場合も重い場合も
人それぞれなので、同じ障害を持った人でも、
ある人は普通のクラスに在籍しているし
ある人は特別クラスに在籍しているかもしれない
それだけ身近に発達に課題を抱えている人は多いんです
とちょっと話がそれましたが・・・
そんな風に、「上限管理」というしくみがあるおかげで、家族がお金のことで困らずに、安心してサービスを利用できるということを知っておいてほしいです。
そして、こういう支援の仕組みがあることを知っていると、自分やまわりの人を助けることができるかもしれませんね。
まとめ
放課後等デイサービスは、特別な支援が必要な子が放課後に通える場所。
お金はかかるけど、「上限管理」のしくみで、払いすぎないようにされている。
上限額は、家庭の収入に応じて決まっている。
管理は専門の人がやってくれているので安心!
ちょっと難しいかもしれませんが、少しでも「なるほど!」と思ってもらえたらうれしいです。
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