インクルーシブという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
最近、社会において「インクルーシブ(包括的)」なアプローチが注目されています。
これは、
「あらゆる人々が平等に参加し、尊重される社会を構築すること」を
目指すものです。
では、なぜ「インクルーシブな社会」が重要だと思いますか?
私はこの言葉を知る以前、日本での発達障害を抱える子供達が通う特別支援学校や、いわゆる通級と言われる指導について、「手厚い」指導という印象でした。
やはり発達障害を抱える子供達が、学校で他のこどもたちと同じ教育を受ける際に
どうしても難しい場面があるし、そういった場面で発達障害を抱える子供達が負担にならないように、通級と言われる指導や特別支援学校が存在すると思ったからです。
でも、「インクルーシブな社会」が日本だけでなく世界的にも目指している現状を知ったときに、そういった分けた指導について、考えるきっかけとなったんです。
多くの子供と同じようにできない子供がいた時に多くの子供を基準にする考え方は
間違っているんだなと改めて気付かされました。
「インクルーシブな社会」は、多様性を尊重することから生まれます。
多様性の時代・・・最近本当によく聞きますよね?
まさに、人それぞれであって、みんな違ってみんないい。
そういう時代なんですね。
障害のある人々やLGBTと言われる性的少数派の人々が排除されずに社会参加できる環境が整えられることで、人は自分の能力を最大限に発揮し、社会に貢献することができます。
ですが、まだまだ偏見や差別、社会的排除がある世の中です。
これらの問題を解決するには、教育や意識の啓発、法律の整備など、包括的な取り組みが必要になってきます。
世界的にはとても遅れている日本ですが、少しずつでも着実に改善していき「インクルーシブな社会」を実現できるように一人一人が意識を変えていくことがとても重要なんですね。
例えば学校の制服を見ると、最近そういった多様性を尊重している変化に気づきます。
ひと昔まえだと、女性はスカート、男性はスラックスが当たり前でした。
ですが、最近では、女性もスラックスとスカートを選べるようになっている学校がとても増えてきましたよね。
また映画やドラマなどで、同性愛カップルや障害を抱えた人を主人公にした物語が多くなってきたようにも感じます。
そうやってドラマや映画を通して、多くの人の知識の向上や理解を得る機会が増えて
きたことはとてもいいことです。
日本人はとくに色々な場面で、多数派に流れたいと思う人が多いのは事実です。
他の人と違うことに引け目を感じてしまうんですね。
ですが、他の人と違うことは悪いことではなく、自分の意思を変えてわざわざ同じにする必要はないんですね
もしかすると私たち日本人にとってはとても勇気いる行動なのかもしれません。
でも少しずつでもそういう、自分と違う人に対して、その考えを尊重して受け入れる世の中になっていくといいですね。
福祉業界で仕事をしているからこそこういった問題に目を向けることができたのかなと
思っています。だからこそ気づいていない人へ私たちができることは
「伝えること」
社会にいるすべての人が同じように過ごせる社会へ向けて
できることからやっていきたいですね!(staff)
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